ある介護の日記

田舎の母が、突然要介護に。その記録です。

カーシェア その2

2018/1/28

 

この日は、東京に戻るため、帰りの新幹線の時間に合わせて病院による。

母は、ちょうど痰を吸引中だった。げほげほと苦しい時は右足も動いていた。終わった後も、うなる感じで声を出していて、目の焦点も合っていない。話しても反応もない状況。

 

今日は声をかけてもダメかなと帰ろうとした時に看護婦さんから、病院の毛布だと熱がこもるので、タオルケットを持ってきてもらえないかと依頼があった。看護婦さんは後でいいですよと言っていたが、次来るのは来週だし、それまで毛布なのも良くないかと思いつつ家に戻るには時間がないしと、どうでも良い2択に迷っていたが、ここから駅は近いしカーシェアで取りに帰ることにした。

 

カーシェアを借りて、駐車場から出ようとしたら、ここ最近の雪で、車の周りが積雪で高くなっていて動かない。車を後退し反動をつけても、出ない出ない。時間が無いのにと、焦る焦る。雪をかいてタイヤをスリップさせながら、なんとか脱出。良かったと、駐車場から出てホッとして、シートヒーターのスイッチがある場所に目線を落とすと、そこに見慣れないスイッチが。

よく見ると4WDという文字が。なんだよ、早く教えてくれよと思いながら、今さらながら4WDをON。

 

その後、家からタオルケットを持って、再び病院に行くとオムツ交換及び尿の対応中だった。この時、母は目がぱっちりしており、はっきりした表情だった。新幹線までの時間がなく、反応までは確認できなかったが、看護婦さん曰く、家族が来ると表情が違うとのこと。でも、尿はまだ出ないとのこと。

時間もなかったので、挨拶して、車を返し東京に戻る。